今日は原子力・放射線部門の技術士さんのお話を聞いてきました。
もう9年も前になるようですが
2万人ほどの人々の命が奪われた東日本大震災ですが、岩手県釜石市では
3000人の小中学生が全員が避難し奇跡的に無事だったという
通称「釜石の奇跡」が多くの人々に希望を与えています。その背景には
「津波てんでんこ」、「命てんでんこ」というを防災教訓があるそうです。
それぞれ「津波が来たら、取る物も取り敢えず、肉親にも構わずに、
各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ」「自分の命は自分で守れ」
ということらしいです。
釜石市は太平洋に面し、歴史的に数々の津波を経験しました。
その歴史的教訓が「津波てんでんこ」「命てんでんこ」
思想・教育ってなんて素晴らしいのでしょう。
私は中小企業の正しい経営のためには正しい知識こそ全てだと思っています。
また、お寺、学校が教育・思想の中心だった時代と、今は違うとも感じて
います。
釜石市の校長先生は、地震が来る前に児童を家に帰したことに「しまった」
と思ったそうです。しかし釜石の児童のスピリットに学校のスピリット
がきちんと根付いてようですね。
児童は高台に避難し、自らの命を守ります。
そんな釜石市の学校教育は立派だなぁと思いました。
一代技術士事務所 鈴木
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