「あの花」「芝桜」で有名な、御花畑駅すぐそば一代技術士事務所です。
技術士一次試験とは?独学は可能か?というご質問を受けましたので回答します。
まずはじめの技術士一次試験とは?という問いに対して
技術士第一次試験は技術士になるための第1段階の試験と位置付けられているものです。
試験の内容は、大学のエンジニアリング課程(工学、農学、理学等)程度です。
また、年齢・学歴・国籍・業務経歴等による制限はありませんので、
多くの技術者・学生が技術士を目指すことを期待されています。
過去に小学生が受かったという話もあるそうです。
通常の国家試験と若干異なるのは技術士には倫理綱領というものがあります。
倫理綱領の前文には
「技術士は、科学技術が社会や環境に重大な影響を与えることを十分に認識し、業務の履行を通して持続可能な社会の実現に貢献する。
技術士は、その使命を全うするため、技術士としての品位の向上に努め、技術の研鑚に励み、国際的な視野に立ってこの倫理綱領を遵守し、公正・誠実に行動する。」
とあります。
ですから試験科目にも適正科目というものがあります。
技術士一次試験の科目は基礎科目、適性科目、専門科目であり択一式試験により行われます。
独学は可能か?という問いに対して
私は可能だと思います。
過去問の書籍が販売されていますのでこれを繰り返し勉強すれば独学で合格できます。
一つテクニックをお教えしますと
基礎科目は下記5つの分野に分かれています。
①設計・計画に関するもの〔設計理論、システム設計、品質管理等〕
②情報・論理に関するもの〔アルゴリズム、情報ネットワーク等〕
③解析に関するもの〔力学、電磁気学等〕
④材料・化学・バイオに関するもの〔材料特性、バイオテクノロジー等〕
⑤環境・エネルギー・技術に関するもの〔環境、エネルギー、技術史等〕
各6問あり、そのうち3問を選択して合計で5割取らなければいけません。
30題出題されて、15問解答し、8問を必ず取ると言うことです。
得意分野に集中してまずそこから6問確実に取ります。
私の場合は化学が専門でしたので
④⑤は確実にとれるようにしました。
①③は少なくても1問はとれるようにしました。
これで8問です。
②はさっぱりわからなかったので勉強しませんでした。
当たればラッキーくらいの感覚です。
過去問を5年分以上研究すると過去に出た問題が出るケースがあります。
これを不得意な分野で取ればさらに合格率は上がります。
如何でしょうか。よって独学は可能と私は思っております。
是非挑戦してみてください。
一代技術士事務所 鈴木
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