八番西善寺から十一番常楽寺に行ってきました。
秩父札所巡り横瀬町から秩父に向かいます。
ぶどう畑の通っていくと境内の中に素敵な庭園のある西善寺があります。
特に目を引くのは紅葉の大木。
埼玉県指定のコミネモミジは樹齢600年と言うから驚きです。
そういえば三春の滝桜は?と思ったのですがこちらは樹齢1000年でした。
鎌倉時代明智禅師という僧が開山したという九番明智寺。「麒麟がくる」の
明智光秀と関係があるのかと少し調べてみましたが、関係ないようでした。
観音堂は幾分小さいものですが、安産、子育てに霊験のあるこのお堂には
女性信者が良く訪れるそうです。
観音信仰とはお堂の見た目ではなく本来こういうものかもしれません。
十番大慈寺は明智寺とともに子育観音としての信仰を集めているようです。
本堂の中にはお釈迦様の弟子の一人で神通力に優れたといわれる
「おびんずるさま」が安置されており、自分の悪いところを撫でると病気
を引き受けてくれるのだとか。
十一番常楽寺、極楽を思わせるようなとても美しい名前です。
秩父市内を見守るかのように小さなそのお寺はあります。
かつては、観音堂をはじめ仁王門が揃い栄えたそうですが、明治11年(1878)
の秩父大火で焼失してしまったそうです。
美しい名前も火事の前にははかないものです。
火事は尊いものを簡単に無にしてしまいます。
一代技術士事務所 鈴木
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