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執筆者の写真takashi suzuki

宋銭

「あの花」「芝桜」で有名な、御花畑駅すぐそば一代技術士事務所です。


横瀬町の歴史民俗資料館 に行ってきました。

横瀬のシンボルである武甲山、これは古くから神の宿るところとして祀られて

いました。神仏習合の時代には山岳信仰の一拠点とされていいたようです。

御嶽神社跡地の発掘調査では古銭(宋銭)が出土したようです。


宋銭が出土したと聞いて、中国と交流があり、中国の方も参拝に来られたのか

と思いましたが、これは間違いです。


宋銭が出回っていた当時は、武士の活躍した時代です、横瀬町は乱戦の中、

領主の交代が激しかったようです。

人々は心の安心を信仰の中に求めたのでしょう。

当時お金を持てたのは武士でしょうから、お賽銭を入れたのは武士、もしくは

武士の家族だったかもしれません。


この宋銭ですが、当時お金の価値と金属の価値は同じではなかったようで、

穴の空いた宋銭は1としてカウントされていたようです。

100枚、1000枚ないとお金の価値はありません。

いくつかの時代の宋が出土したようですが、古いお金だろうと、新しいお金

だろうと1枚は1枚。偽造したお金も1枚は1枚

このお金は100枚単位などでひもを通され保管されていました。

当時の金庫は倉ではなく地中であったケースもあり、発掘をするとそういう

こともわかるようです。


それと当時日本は造幣技術がなく、中国のお金を使っていたようですね。


一代技術士事務所 鈴木


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