「あの花」「芝桜」で有名な、御花畑駅すぐそば一代技術士事務所です。
技術士と技術士補って何が違うのという質問をいただいたのでお答えします。
技術士の試験には一次試験と二次試験があります。
一次試験は受験制限がないので誰でも受験できます。
聞いた話で調べてはいないですが過去には小学生が受験して合格したとか・・・。
技術士試験ですが二次試験の受験には、原則として7年の実務経験が必要になります。
ですから小学生はもちろん、社会人成り立てで「俺はとんがった技術を持っているから技術士になろう」と思っても実際に仕事に従事していないとなれないんですね。
実務経験が足りない方は一次試験に合格後に技術士補として登録し、指導役となる優れた技術士の下で指導を受けながら経験を積まなければなりません。
私は経験年数が7年以上の時に受験したので技術士補の登録はせず二次試験に望みました。
二次試験は難関です。
口頭(面接)試験もあり、私の受験したH30年度は二次試験の内容は択一式と論文(記述)式でしたが、技術面で産業界の発展に寄与したか、高度な専門応用能力を有しているか、高い倫理観を有しているかという点についても問われます。
ですから本題に対する回答ですが、技術士補は実務経験がなくて技術士二次試験を受けられない方、二次試験合格に至っていない方ということになります。
では技術士補は技術士と比べて劣っているかといったらそうではなく、わたしの知っている技術士補は私から見ても高い課題解決能力、高い倫理観でお仕事をされています。
ただ言語化する能力がちょっと・・・という感じでしょうか。
あくまで試験制度ですから、これをクリアしないと技術士の称号は得られないというわけです。
一代技術士事務所 鈴木
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