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  • 執筆者の写真takashi suzuki

和銅遺跡と四萬部寺

あの花」「芝桜」で有名な、お花畑駅すぐそば一代技術士事務所です。


今日は埼玉県秩父市黒谷にある和銅遺跡を見学してきました。 今年は平成から令和に改元されましたが、遡ること1300年以上前、秩父市では精錬を必要としない銅が産出し、国内は大変なお祝いムードだったそうです。その結果、元号が「和銅」に改元されました。 なお、和銅時代の天皇は元明天皇という女帝で、元明天皇の父は大化の改新で有名な天智天皇です。 和銅時代はどんな時代であったかというと、和同開珎の鋳造、藤原京から平城京に遷都など、さぁこれからやるぞやるぞといった未来への理想に燃えた時代だったようです。 改元、未来への理想、まるで一代技術士事務所のようです。

秩父市の金属にまつわるエピソードとして私が好きなのは秩父札所一番の四萬部寺のお釈迦様です。 このお釈迦様は明治時代に盗難に遇います。 時代は巡り太平洋戦争のとき国内の金銅仏は国家に供出され、大砲やら鉄砲の弾にされました。 ところが終戦後このお釈迦様は銀座の美術展で発見されます。檀家さんにより買い戻しされ、四萬部寺に戻ってきたというわけです。 塞翁が馬とはこのことです。 時代に翻弄されることがあっても、正しい思いは必ず形になることでしょう。


一代技術士事務所 鈴木

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