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  • 執筆者の写真takashi suzuki

部下とのコミュニケーションを円滑にする3つのテクニック

更新日:2019年12月27日

あの花」「芝桜」で有名な、御花畑駅すぐそば一代技術士事務所です。

工場長は人材育成屋でもあります。そうでないと会社が成り立たちません。どんなに素晴らしい教育システムを導入しても工場はカラーが違います。そのカラーを決めるのは工場長、マネージャーの人間力の違いです。例えばA工場、業績は非常に良い。従業員も笑顔、整理整頓もしっかりできている。一方B工場、業績非常に悪い、どんどん従業員やめていく、物もなくなる。もしそういう状況だったら解決する方法は・・・、B工場を救いたければ、大抵工場長を交換します。従業員入れ替えなくても工場長を入れ替えれば業績良くなります。しかしこれは本質的な問題解決ではありません。A工場が犠牲になるからです。間違いなく信頼関係が失われ、やがて人がやめていく。工場長、マネージャーのレベルが上がっていかなければ、会社全体の利益とか、売り上げとか、お客様からの評価とか、ブランド力だとか、将来の発展とか、従業員の安心安全な未来は作れないということです。職場では人材育成する側のレベル以上にはビジネスは発展しないということです。これは明らかです。

厚労省が調べた職場でどんな悩みがあるかというと(日経新聞 2019/7/22)、

第1位は、人間関係のコミュニケーション

第2位は、負担に感じる業務内容と業務量

第3位は、業務上のミスや事故。

第4位は、社内や取引先からの強要。

第5位は、職場の環境変化によるストレス。

このことからも多くの方が人間関係のコミュニケーションで疲れている、これが職場の現状だと言うことがわかります。内訳で言うと対上司が6割、チームワーク、チームビルディングで悩まれている方がだいたい4割だそうです。

単純に考えて業務内容と業務量を減らすことは簡単にできません。では現場レベルで何が改善できるかというとコミュニケーション能力をもって業務をもっと生産性を高めるしか方法がないのではないでしょうか。業務のミスや事故をどうしたら減らせるかと言ったら、やはりコミュニケーションで業務連絡などカバーするしかありません。またコミュニケーションスキルが高い方が社外の方とコミュニケーション取っていればおそらくクレームは減ると思います。職場の環境の変化であるトラブルも上司がしっかり説明すれば人は対応できると思います。このように、逆に考えれば1位から5位までのほとんどが皆さんのコミュニケーションが上がった分だけ皆さんの悩みが減るということです。それぐらい私たちの職場というのはコミュニケーションを必要としているわけです。

大きなイノベーションやテクノロジーの変化以外はコミュニケーションによって解決できます。逆にコミュニケーションが悪いままだと悩みは増える。また、役職が高くなれば高くなるほど実は自由度が増えていると意識して改善に取り組まないと部下はもっとつらい思いをしているということです。もしも皆さんが、部下がいるのにもかかわらずやりづらいと考えているなら、あなたが改善しない限り部下はもっと仕事がやりづらいと思っているということです。人間関係の問題は私の問題だと皆さん方が思わなければどんどんやりづらい会社になるということです。それくらいコミュニケーションについて、私たち管理職は逃げてはだめです。コミュニケーションの問題を解決できるからコミュニケーションの状況を良くできるから、その結果生産性を上げることができるから中間管理職があるのです。

部下とのコミュニケーションを円滑にするスキルとして代表的なテクニック3つご紹介します。それは「聞く」、「見抜く」、「認める」です。

「聞く」とは、ただ耳で聞くのとは違い、心も使って目も使って全身で聞くということ。耳で聞くだけでは足りないと言うことです。上司に説明したとき上司が空返事では部下は上司とのコミュニケーションを閉ざします。はーなるほど、へー、ほぅほぅ、表情を使ったり体を使ったり、相づちを打ちながら、おおげさで聞いてください。「聞く」とは、あなたがわかっただけではだめで、相手が聞いてくれてると思って完了です。相手がうわー聴いてくれてると思って完了です。それが聞くという目的です。コミュニケーションは目的を達成しないと意味ないので、自分がわかったら終わりという聞き方では足りません。うわー聴いてくれてるとか、受け入れられてるとか、話して良かったとか、相談して良かったと思わせてこそ「聞く」が完了します。

次は「見抜く」です。「見抜く」とは部下の声にならない声を聞くイメージでレベルが高いスキルです。「見抜く」とは観察しただけでは見えないものを直感的に見抜く能力で、職場では非常に大切です。従業員の後ろ姿を見て、あれちょっと今日自信失ったことがあったのかもとか、なんか怒っているのかなとか、そんな風にトレーニングすると次第に身についてきます。実際現場では部下の言っていることだけを聞いている上司は使い物にならないんですよね。部下の言えない声を聞けるから上司が必要なのです。

最後3つ目は「認める」です。特に20代、30代の人は認めてほしい盛りです。認められたいって思っていない人はいないでしょう。「認める」にもいくつかあります。

結果を出して良くやったねと「結果を認める」

結果が出たのは毎日頑張ったからだねと「過程を認める」

結果を出していなくても毎日頑張っているねと「行動を認める」

やろうとしていることに頑張ろうとしているねと「気持ちを認める」

部下は結果出していないときも行動しています。それをも認めてもらいたいのです。行動していなくても思っていることがあります。それをも認めてもらいたいのです。そこにいるだけで認めてもらいたい、逆にいるだけで認めてもらえたら、そこにずっといます。皆さんの会社の工場長・マネージャーがこのレベルで「認める」ができていれば誰も辞めません。

いかがでしょうか。管理者の人間力のレベルが高くないとなかなかできないことですよね。皆さんはなんとなくできていると思っていて、一方部下は足りてないって思っています。あなたの人間力が上がればできます。クライアントさんからしたらすごい良い会社だな、社員みんな生き生きしているよ。どうやっているんですかあなたの会社は?ってお客様に聞かれるくらいの会社になります。

是非やっていきましょう。目的は業績を良くするため、従業員の安心安全のためです。


一代技術士事務所 鈴木

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